職業観を育成し、社会人としての基礎を肌身で体験、習得できる場としてインターンシップはすでに多くの学校で実施されています。学生・生徒の学びの場が増えてきた一方で、前回、2010年に旧版『ワークで学ぶインターンシップリテラシー』を発行したときとは大きく事情が変わった部分もあるため、学生・生徒、学校、企業・団体の三者にとってより有益なインターンシップの運営に役立つよう、現状に即して改訂しました。

テキストでは「リテラシー」のタイトルどおり、社会人としての基礎的なマナーや意識付けに多くの紙面を割いていおり、さらに現代ならではの新しい問題についても言及しています。講義用指導書では、テキストの解説やワークの進め方だけでなく、インターンシップを成功に導くための教職員の役割についても詳しく解説しています。

本書は短期のインターンシップを行う大学や短期大学、専門学校を主な対象としていますが、高等学校でも取り組める内容になっています。これからインターンシップを実施しようとお考えの学校や先生方にもおすすめです。

第1章　インターンシップとは
第2章　心を伝えるコミュニケーション・スキル
第3章　業種や職種を調べよう
第4章　先輩の体験からの学習（1）――体験談から学ぶ
第5章　先輩の体験からの学習（2）――事例研究から学ぶ
第6章　インターンシップのための履歴書
第7章　社会人としての自覚とコミュニケーション
第8章　事前訪問の目的と注意点
第9章　直前にすべきこと・実習中に気を付けること
第10章　インターンシップ終了後にすべきこと

■付録
・事前訪問のアポイントメント
・電話の受け方
・電話のかけ方
・ビジネス用語
・クッション言葉
・会社における主な役職
・インターンシップ中の実習生の一日

■インターンシップとは
1．インターンシップ・プログラム検討のポイント
2．インターンシップのタイムスケジュール例
3．インターンシップを成功させるためのポイント

■テキストの使い方
1．カリキュラムの組み方
2．ワークの進め方のポイント
・テキスト解説　効果的な事前学習のために
・インターンシップ成功のための教職員の役割

■参考資料編
・企業向け説明資料
・受入依頼書
・受入承諾書
・誓約書
・インターンシップに関する協定書
・インターンシップ終了確認書
・企業へのお礼状（学長名で出す場合）
・企業へのお礼状
（インターンシップセンター長名で出す場合）