本書は、オフィスで起こるさまざまなケースをもとに、状況対応力を身に付けることを目的としています。「ケースを読み、どう対応するかを考える→グループ・ディスカッションを通して考えを深める→実践力につなげるためロールプレイングを行う」という一連の流れを通して、オフィス実務の基本をしっかりマスターします。

講義用指導書では、グループワークにおける教師の役割をはじめ、「グループ・ディスカッション」「ロールプレイング」「ケーススタディ」の指導法について分かりやすく解説しています。これから演習形式の指導に取り組む先生方に、ワーク指導の入門書としてもお勧めです。

Ⅰ．オフィス実務の基本を学ぶ
01．おじぎとあいさつ
02．始業時や昼休みの態度
03．お客様に対する言葉遣い
04．かかってきた電話に出る
05．アポイントメントを取る
まとめ：社会人としての自覚を持つ

Ⅱ．オフィス実務の実際を学ぶ
01．キャンペーン会議の準備をする
02．伝言メモを作成する
03．顔見知りの来客に出す飲み物
04．人事異動の秘密を守る
05．取引先から戻り報告する
06．電車事故にあい、状況を電話で報告する
07．出先から直接帰宅する
08．A社に送る書類をB社に送ってしまった
09．上司から指示された電話をかけ忘れた
10．外出中の上司への電話
11．上司の外出先の問い合わせ
12．取引先から納品の遅れの苦情電話
13．上司あての書類を預かる
14．来客をエレベーターで案内する
15．待たせた来客を応接室に案内する
16．上司の留守に約束しているという来客があった
17．上司の会議中に不意の来客があった
18．アポイントメントのない見知らぬ客が来た
19．お客様に別れのあいさつをする
まとめ：仕事を的確に行う

■グループワークの基礎知識
1．授業の開始に当たって
2．教師の役割について
3．グループワークについて

■グループワークの実践
1．グループワークの進め方
2．グループ・ディスカッション
3．ロールプレイング
4．ケーススタディ
5．グループワークのまとめ

■ワークブック指導編
・指導の流れ（フローチャート）
・オフィス実務の基本を学ぶ
・オフィス実務の実際を学ぶ